プラトンのイデア話、Object, Subject
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オブジェクト指向を哲学として考えるようになったきっかけは、あのヨースタイン・ゴルデル著『ソフィーの世界』1です。本書を読まれた方は、オブジェクト指向の知識があれば、ほぼ全員「プラトンのイデア論とオブジェクト指向の考え方はとても似ている」という感想をいだかれた筈です。 初手から飛ばすなwtkgshn.icon*3
ここで問題視されているのは、subjectの本来の意味が「従属するもの」であるにもかかわらず、「主体」という意味に使われている、という点です。
確かにこの疑問はもっともではあるのですが、田中真紀子流の物言いを思い出せば、従属するものが主体となることもあり得ると納得できるのではないでしょうか。
つまり、田中真紀子氏の人物に対する三分法は、「家族」、「使用人」、「敵」なのですね。この「使用人」がつまりはsubjectであり、「敵」がobjectに相当致します。
みんな同じこと考えてるな
https://gyazo.com/be37836bc206722972c8a6eb1d066df6
さてオブジェクトに話を移します。オブジェクトは日本語にしづらい単語で、物体、対象、目的、客体、といった意味ですが、英語の Object の語感にはそれらが同時に含まれているのです。また原義としては「その方に対して投げ狙うもの」といったニュアンスで、この右の図のようなイメージかと思います。 https://www.sociomedia.co.jp/assets/images/introtoooui-007.png#.png